1-4 賃貸物件情報の集め方と不動産会社選び

スケジュールを想定し、希望条件も明確になったら、いよいよ賃貸物件情報収集です。

情報収集の方法としては、大まかに

・インターネットを活用する
・ 賃貸情報誌で探す
・ 不動産会社の店頭の物件掲示を見る
・ 不動産会社を訪問して探してもらう

などがあります。

情報収集に使える時間、あるいは性格によって、一概にどの方法が良いと断言できるものでもありませんが、ここでは最も効率が良さそうな、インターネットの活用と不動産会社への訪問を中心に書いていこうと思います。

1. インターネットを活用する

このページをご覧頂いているということは、インターネットをお使いですね。あまり説明はいらないかも知れませんが、賃貸物件情報収集の方法としてはこれが現在の主流です。

各不動産会社もそれぞれ独自のホームページを設けてはいますが、ほとんどのお客さんはいわゆる不動産ポータルと呼ばれるような大きなサイトをまずはご覧になっていると思います。

(1) 不動産ポータル

不動産ポータルの代表的なものには、

・アットホーム
・ホームズ
・スーモ

などがあります。

他にも、YAHOO不動産や@nifty不動産など、有名なポータルサイトが運営する不動産ポータルもありますが、これらは上に挙げたような不動産ポータルと連動しており、これらに公開されると自動的に同じ情報が反映されるようになっています。

個々の物件に関する情報の詳細さ(例えば画像の点数など)や使い勝手という点では、上に挙げた不動産ポータルの方が優れているのではないかと思います。

これらの不動産ポータルの有効な活用方法として、「家賃相場」を知る、ということがあります。

全国津々浦々の不動産会社が加盟している巨大サイトだけあり、物件数は非常に多いです。

それだけに、いくつかのエリアを見比べ、それぞれどんな物件がどれくらいの家賃で募集されているのか、いわゆる「相場観」を身につけるのには最適だと言えます。

これを知ることは、前の記事で書いた「現実的な希望条件を明確にする」ということに大いに貢献するでしょう。

参考 : 1-3 希望の条件をイメージしておきましょう

(2) 問い合わせフォームを利用して感触を確かめる

また、不動産ポータルでは、物件それぞれに問い合わせフォームが付いています。

これらを使って各不動産会社に問い合わせをすることができます。これを使ってみるのも良いとは思います。

不動産ポータルの問い合わせ機能の賢い使い方のひとつは、その問い合わせに対する対応の様子を見て、信頼できそうかどうかの判断材料に使うというものかなあ、と思います。

近時の不動産会社の多くは、メール対応も含め接客の教育がきちんとされていることも多いので、あまり差を感じられないかも知れませんが、それでも返信メールの内容を見ると何となくご自分に合いそうな不動産会社が絞られてくるのではないかと思います。

(3) 「とにかく来店!」はちょっと…

尚、物件について聞きたい事にあまり詳しく答えてくれず、「とにかく来店してください」ということばかりを強調するような対応は、あまり良い対応ではない気がします。

確かに、来店したお客さんと話しながら何がしかの物件に決めてもらう、というのが営業マンの腕の見せ所だとも言えますが、営業マンにコントロールされて物件を決めたくはないでしょう?「とにかく来て!」というのは物件に関する情報に著しい格差があったかつてのやり方かなあ、と。

以前よりもお客さんが容易に物件情報にアクセスできるようになった今、不動産会社や営業マンの事情ではなく、お客さんの希望や事情を最大限尊重しようというスタンスであれば、来店ばかりを勧めるということはないのではないかな、と思います。

来店を勧めることが全て悪いわけではないのですけどね。

とにかく、まだ来店するつもりのないお客さんの質問や相談に、誠意を持って答えようとしているか、というのはひとつの判断材料にはなると思います。

ただ、全く興味のない物件にひやかしで問い合わせをする、というのはあまり褒められたことではないでしょう。そうするくらいなら、後で述べるように各不動産会社のホームページから多少の希望条件を挙げて、条件に合う物件があったら教えて欲しい旨、連絡した方が良いと思います。

 

(4) 物件選び < 不動産会社選び ?

さて、これらのサイトを利用された方であればお気づきの方も多いかもしれませんが、物件を検索していると同じ物件が異なる複数の不動産会社が掲載している、ということがあります。

これは、賃貸不動産のほとんどは、どこの不動産会社でも取り扱う事ができる、ということから起きていることです。

大家さんから賃貸不動産の管理や募集を任されている不動産会社は、自らお客さんを探すだけではなく、他の不動産会社の力を借りて入居者を募集します。

例えば、Aという不動産屋が管理・募集している物件を、Bという不動産屋が自分のお客さんに紹介し、入居してもらうということは普通のことです(この場合は、賃貸借契約に介在する不動産屋はAとBの2社になりますが、Aがお客さんを見つけてきてAだけが賃貸借契約に介在する場合とお客さんが負担する仲介手数料は基本的に変わりません)。

他社がお客さんを見つけてくるのは構わないけれど、色々な事情で物件の広告はして欲しくない、という場合もあります。

その場合は、上に述べたように同じ物件を複数の会社が掲載しているということは起こりません(いわゆる非公開物件と呼んでいますが、この非公開物件も情報自体はほとんど共有されています)。

一方で広告しても構わない、という場合もあります。その方が、色々な不動産会社に広告してもらえる分、広くお客さんを募集でき、早く入居者が決まることで大家さんが喜ぶ、という場合などです。

このように物件情報が広く共有されていることを考えると、自分主導での部屋探しを進めるためには、パートナーとなる不動産会社選びが大切だということがわかります。

(5) 不動産会社のホームページ

今や不動産会社の多くが自社ホームページを開設しています。

全国規模のFC(フランチャイズチェーン)では独自のシステムを各加盟店で使えるようにしています。また、先に述べた不動産ポータルサイトの不動産業者向けのサービスには、不動産ポータルの機能の一部を各不動産会社のHPに組み込むようなものもあります。

もちろん、独自のHP作成を外注している会社も多く、その内容も様々です。外注せず自社でHPを作成している場合もあります(弊社もそうです)。

本当に色々ですが、多くの場合、これらのホームページには物件情報も掲載されており、多くの場合物件検索機能もあります。これらのホームページで物件検索をしてみるのも良いでしょう。

さらに、会員登録すると非公開物件も閲覧できる、という方式をとっている場合もあります。ただほとんどの場合、非公開物件も不動産業者の間では共有されている情報です。

※ちなみに覚王山ハウスでは、非公開物件情報は希望条件登録をして頂いた方に提供しています。

いずれにしても、不動産ポータルサイトと比較すると、物件数や検索機能その他で劣っていることが多いというのが正直なところです。

やはり、各不動産会社のホームページも、パートナーとなる不動産会社選びの材料とする、というのが賢い使い方かも知れません。

FC加盟店などだと、ホームページから受ける印象はFC自体のイメージが強くなるでしょうが、それでも各店舗のページなどである程度雰囲気がわかるはずです。

また、不動産会社のホームページにも必ず問い合わせ機能はあるはずですから、これらを使って対応を見てみる方法は有効だと思います。

 

尚、いずれにしても不動産会社選びをしている段階で、詳細な個人情報を不動産会社に伝える必要はありません。住所や電話番号等は不動産会社を信頼できる、と考えてから伝えても遅くありません。

2. とりあえず不動産会社に飛び込んで探してもらう?

昔はこの方法が主流でした。私が学生の頃、アパートを探した時もそうでした。

訪問の前にすることといえば、せいぜい賃貸情報誌を見るぐらい。

でも、賃貸情報誌に掲載されている物件を見たくて、何社もの不動産会社を訪問するやり方はあまりうまくいきませんでした。

賃貸情報誌は物件情報を伝えるもの、というよりもお客さんの問い合わせを稼いで、来店につなげるためのツールとして使われているという傾向がありました(今の情報誌はそうではないと思います)。

学生時代に何度か部屋探しを経験したり、友人の部屋探しに同行したりした経験から、当時の私は、「住みたい街を決める→そこへ足を運ぶ→その街の小さな不動産屋さんに入って条件を伝えて探してもらう」という方法が一番効率が良くて成功率の高い方法だと感じました。

もちろん、「……。」な経験もありましたし、私と違って友人などは不動産屋さんに入る前に深呼吸しましたが。

昔は地元の不動産屋さんがその地域の物件に最も精通しているだけでなく、物件数も多く抱えていたのです。

幸運にもその不動産屋さんがこちらの事情に熱心に耳を傾け、親身になってくれれば、非常にハッピーな部屋探しが出来ました。もちろん、今でもそういう不動産屋さんはいらっしゃいます。

当時、そういう不動産屋さんに出逢えるかどうかは、知人の紹介(口コミ)か、運次第でした。

 

今はインターネットの時代。

先に述べた不動産ポータルが運営する不動産業者間の物件情報流通システムや、ほとんどの不動産会社が加盟している不動産流通機構の運営するレインズと呼ばれるシステムによって、物件情報の偏りは大幅に解消されました。

これらの情報は地域規模でなく日本全国規模で共有されているのです。

物件情報にあまり差がないとすれば、やはり最も重要なのは不動産会社選びということになります。

さきほど述べたような親切な不動産屋さんに出逢うことが、お部屋探し成功の一番の近道です。

 

先程述べたように、昔は不動産屋さんに飛びこむのが手っ取り早かった、というよりも他に方法があまりなかったのです。

でも、ドキドキしながら店に入り、なんだかなーと思いつつ何となく押し切られ、結局1件目の不動産屋で妥協して部屋を決めてくる、なんてことも多くありました。

なぜそうだったのか?それは行ってみる以外に情報がなかったからです。

どの不動産屋にどんな物件があるのか、不動産屋さんが親切なのか、無愛想なのか(無愛想でも親切な人はいました)、怖い人なのか(苦笑)。

 

今はそういう時代ではありません。

不動産屋を訪問する前に、ネットやメールなどを使って不動産会社を選別すれば良いのです。

もちろん、他にも立派な看板、大きな店舗などで判断する場合もあるでしょうね…。うちはちがいますけど…。

3. まとめると

まとめると、

不動産ポータルで気になるエリアの物件情報を検索しまくる
    ↓
相場観を身につけるとともに、現実的な希望条件を明確にしていく
    ↓
不動産ポータルや各不動産会社の問い合わせ機能を使って問い合わせてみる
    ↓
物件情報だけでなく各社の対応を確かめる
    ↓
パートナーとなる不動産会社を選ぶ

という感じでしょうか。

この流れで、物件探しと不動産会社選びを並行して進めるのが良いのではないかと思います。

 

覚王山ハウスも不動産ポータルに加盟しています。また不動産流通機構の会員でレインズシステムも利用しています。不動産ポータルや覚王山ハウスのHPで気になった物件がございましたら、お気軽にご連絡下さい。また、覚王山ハウスに掲載されいない物件に関する単なる「ご相談」でも構いません(但し、他の不動産会社様で既に物件見学等のご案内をお受けになっているものはご遠慮ください)。お問い合わせに、電話番号や住所は必要ありません。また、ご来店頂かなくてもご希望条件を登録して頂ければ、マッチする物件の情報をご提供いたします。「足を運ぶのはまだなあ…」と慎重にお考えの場合は、この希望条件登録やメールフォーム等を利用してのお問い合わせをご利用下さい。その後はメールでのご連絡のやりとりを続けさせて頂くことも可能です。もちろん、お電話やご来店頂いてのご相談も大歓迎です!

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