インターネットで物件情報を見たり、不動産屋さんから物件の募集資料をもらったりした時の読み方について説明します。
この記事では立地にまつわることを書いていきます。
1. 物件所在地
(1) 住所
その物件のある住所です。これがないと始まりませんね。
が、物件情報には、「○○県○○市○○区○○○丁目」までしか載っていない場合が多々あります。
これには不動産業者側の諸々の事情があり、覚王山ハウスのサイトでもこのようになっているものが多いです。特に貸主さんの意向がある場合や、他の不動産会社さんの募集物件を掲載している場合などはこうなってしまいます。
しかし、簡単便利に情報を得たいお客様からしたら不十分極まりないですね。
お客様の中には、不動産屋の案内を受ける前に外からだけでも一人で物件を見に行きたいという方もいらっしゃいますし。
(2) マップ
そこで覚王山ハウスのホームページに掲載されている物件については、減速としてマップには正確な位置を表示しています。マップをご覧頂ければ物件の正確な位置がわかりますし、ストリートビューで周囲の雰囲気や建物の外観なども見て頂けます。
一般の不動産サイトでは、マップ上でも「○○丁目」の代表的な地点に表示されている場合が結構ありますし、たまに、全く違う箇所がマップ表示されているようなものもあります(これはちょっと困りますね…)。ですから、確認は必要です。
また、「とりあえず一人で見てきたいので正確な住所を教えてください」と言えば教えてくれる不動産屋さんも多くあるとは思いますよ。
2. 周辺環境
(1) 生活利便施設
物件情報に「周辺環境」という項目がある場合があります。
通常、スーパーマーケットや銀行、郵便局、学校、官公庁などへの距離を掲載していることが多いです。この辺は、ご自分のニーズに合わせて確認してください。今はGoogleマップなどのネット上の地図でほとんどのものは確認できますし。
(2) 閑静な住宅街とか
また、「閑静な住宅街」というフレーズも良く見ると思います。これ、ぶっちゃけ言うと、本当に「静かで落ち着いた良い住環境ですよ」という場合と、あまりアピールポイントが無いのでとりあえず「閑静な住宅街」と書いてある場合とがあります(笑)。
しかし、これも広告表示の一つなので、例えば幹線道路に面していない「閑静な住宅街」と表示していて、確かに面してはいないものの、ものの数十メートルの距離に幹線道路があるような場合は、「不当広告表示」にあたる場合もあります。
いずれにせよ、周辺環境はマップやストリートビュー等だけではわからないところが多々あります。時間帯によって騒がしくなるスポットがあるとか、逆にあまりにも交通量がなくて夜の帰路が不安であるとかなどは、現地での確認が一番良いことは確かです。
3. アップダウンや標高
(1) アップダウン
平面の地図を見るだけではわからないのが周辺道路のアップダウンなどです。
例えば、覚王山の街にはアップダウンが多く、場所によっては非常に急な坂道がある場合もあります。雪が積もった時、お年寄りは絶対に使わない道とか、滑り止めの砂を常備していないと車が登れない道とかもあります。ストリートビューでわかるものもありますが、実際に見るのとはギャップがある場合も少なくないので、やはり現地確認が良いと思います。
(2) 標高やハザードマップで災害に備える
また、最近は水害等に対する意識も高まってきて、その立地の標高などを気にする方もいらっしゃいます。
標高は、例えば次のような地図で確認することができます。
参照: 標高がわかるWeb地図
しかし、浸水被害などは、標高だけで決まるわけではなく、例えば周囲から水が集まるような場所では、それなりの標高があっても浸水する場合がります。
千種区は浸水被害が起こりそうな場所はそう多くはないのですが、全くないわけでもありません。これを確認するには、自治体のハザードマップが有効です。
参照: 名古屋市防災マップのページ(暮らしの情報)
こちらでは地震被害の予測(地震ハザードマップ)も見ることができます。
こう見ると覚王山駅周辺は、地震・洪水等については強い場所であることがわかりますね。
覚王山ハウスでは、お客様のお問い合わせに対して、出来得る限りの情報をストレートにお伝えします。その物件についてネガティブな要素になるような点も率直にお伝えすることで、お客様のご判断に資するように努力しています。